会長新年挨拶
2025年を迎えて
あけましておめでとうございます。
昨年は全く予期せぬ能登半島地震で幕が開けました。被害を受けた方々が幾分でも心穏やかに新年を迎えられています事を心より願います。今年は明るいニュースを期待いたしますが、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したとはいえ、依然として予断を許さない状況が続いています。また、ロシアによるウクライナ侵攻がもたらす経済的影響も深刻であり、トランプ政権復活による国際的な政治・経済の変動や、国内政治の混迷も無視できない課題です。このような複雑な環境下で、私たちAPAは未来に向けた挑戦を続けています。
当協会は、2020年より新しい写真映像文化の発展を目指し、ウェブサイトのリニューアルを進めてきました。現在は、会員専用のマイページや写真展情報を活用した双方向コミュニケーションの場を提供し、今後はリアルな交流の再開とともに、社会貢献活動をさらに進化させたいと考えています。また、急速に普及する画像AIに対応すべく、文化庁の指針や内閣府の「AIと著作権の関係等について」を参考に、適切な対策を講じてまいります。
APAアワード事業では、高品質な公募サイトの公開や、DX(デジタルトランスフォーメーション)化のさらなる推進を図ります。ウェブギャラリーの汎用性向上も進め、写真文化の発展に継続的に貢献していきます。3年計画で進めてきたDXプロジェクトは、持続可能な形を追求しながら、動画制作や多様なスタイルで活躍するクリエイターの入会促進を図り、写真を愛するすべての人々とのコミュニティづくりを進めます。さらに、ICT(情報通信技術)の活用を通じて、写真映像業界のリーダーとして新たな価値を創出しながら、公益社団法人としての事業も確実に進行させます。こうして様々な方面で革新しつつ、皆様のお力添えを得て、沢山の写真愛好家にもAPAに興味を持ってもらえるよう進んで参ります。末筆ながら、会員の皆様、業界及び関係団体のご発展とご多幸をお祈り申し上げます。
会長 白鳥 真太郎