X(旧Twitter)での画像の無断使用について

著作権者である自分の写真が無断でX(旧Twitter)に使われている場合、以下の手順で対応することをお勧めします。

1、引用の要件に該当しないかを確認する(著作権法32条)。


2、該当しない場合、相手に直接連絡を取る。
  まず、公開者(投稿者)に対して連絡を取り、著作権侵害の問題について伝えます。

以下のように進めてください。

(1) 公開者を特定する
  無断使用された投稿(ツイート)を特定し、スクリーンショットやURLを保存して証拠を確保します。

(2) 連絡方法を確認する
  公開者のプロフィールを確認し、DM(ダイレクトメッセージ)が利用可能かを確認します。
  DM
が利用できない場合、投稿へのリプライで連絡することも検討できます。
  ただし、公の場でリプライする場合は冷静で丁寧な言葉遣いを心がけましょう。

(3) 送信するメッセージの例

  以下のような丁寧で明確なメッセージを送るのが理想です:

  ――――――――――――
  件名著作権侵害の可能性について

  こんにちは、突然のご連絡失礼いたします。
  私は、[写真の簡単な説明の著作権者である[あなたの名前またはペンネーム]と申します。
  貴殿の投稿において、私の著作物であるこの写真が無断で使用されていることを確認いたしました。
  またこの使用方法は引用等の要件(著作権法32条)にも該当しません。
  この写真は私が著作権を有しており、事前に許可を得ることなく使用することは著作権侵害に該当します。
  つきましては、この写真を速やかに削除していただけますでしょうか。
何かご不明点や問題がある場合は、遠慮なくご連絡ください。
  何卒よろしくお願いいたします。

  [あなたの氏名またはアカウント名]

  ――――――――――――

3、X運営への申し立て(削除申請)
  相手が削除要請に応じない、または連絡が取れない場合は、Xの運営に対して正式に著作権侵害の申し立てを行います。
  以下の手順を進めてください。 

(1) 必要な情報を準備する
  問題の投稿のURL(複数の場合は全て記録)
  無断使用された著作物のオリジナルファイルや公開情報(著作権の証明になるもの)
  著作権者としての身分を証明できる情報(氏名、住所、連絡先など)

(2) Xのヘルプセンターを利用する
  Xでは著作権侵害に対応するための申し立てフォームを提供しています。以下の手順を実行します:

  1.Xの著作権ポリシーにアクセスします。
    https://help.x.com/ja/rules-and-policies/copyright-policy

  2.ページ内の「著作権侵害の申し立てフォーム」に進みます。
  3.指示に従って必要な情報を記入し、送信します。

(3) 注意点
  申し立ては法的手続きの一環とみなされる場合があるため、虚偽の申告をしないよう注意してください。
  申請内容は具体的かつ明確に記載するよう心がけましょう。


(4) 申し立て後の対応
  X運営が申し立てを受理すると、調査が行われ、該当する投稿が削除されるかどうか判断されます。
  運営からの返信を確認し、必要に応じて追加の対応を行います。

4、弁護士や専門家への相談も検討

  もし、対応が複雑化したり、相手が悪意を持っている場合は、著作権法に詳しい弁護士や法律の専門家に相談することをお勧めします。
  特に、写真が商業的に利用されていたり、あなたの権利が重大に侵害されている場合は、
  損害賠償請求を含めた対応が必要になるかもしれません。
  著作権侵害への対応は、感情的になるのではなく冷静かつ法的に正しい方法で行うことが大切です。
  必要に応じて柔軟に対応しつつ、あなたの権利を守りましょう。

 

X(旧Twitter)での誹謗中傷への対応策について 

    1.冷静な対応

    • 感情的な反応を避け、煽らないようにする。
    • 相手と直接やり取りをしない。
    2.証拠の保存
    • スクリーンショットを撮り、投稿やアカウント情報、日時、URLを記録。
    3.通報・ブロック
    • Xの「通報機能」を使って違反報告。
    • 相手のアカウントをブロックして投稿を遮断。
    4.プライバシー設定
    • 投稿を非公開にするなど、アカウントの公開範囲を制限。
    • リプライの制限を設定し、不要な接触を防止。
    5.専門機関や法的措置
    • 弁護士に相談し、悪質な場合は発信者情報開示請求を検討。
    • 必要に応じて警察やインターネットの相談窓口に相談。
    6.心理的ケア
    • 弁護士に相談し、悪質な場合は発信者情報開示請求を検討。
    • 一時的にSNSを離れて精神的な負担を軽減。
    • 必要に応じて心理カウンセラーのサポートを受ける。
    7.誹謗中傷を未然に防ぐ工夫
    • 個人情報やプライバシーに関する投稿を控える。
    • 炎上リスクのある発言を慎重に発信。

     ポイント証拠を確実に保存し、SNS機能を活用した通報・ブロックを優先すること。
         悪質な場合には早期に専門家や法的対応を検討し、精神的なケアを大切にすることが重要です。

     

    最後に、誹謗中傷は絶対に避けるべきです。個人攻撃ではなく、他者への敬意を持ち、健全な議論を行うことが基本です。
    これらのマナーを守り、私たち全員で健全で品位ある写真文化を育んでいきましょう。

     

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